名古屋市でパンフレットやチラシを作る際には、デザイン力が高く細かい部分もじっくり相談できる印刷会社を選ぶことが重要です。企業だけでなく個人でも印刷会社を選ぶ際のポイントや料金・サービスなどの情報を知っておくことで満足できる印刷会社と出会えるでしょう。
印刷会社とは

印刷会社とは、パンフレットやチラシ・名刺などあらゆる種類の印刷物の依頼を受けてから、専門的にデザインを企画して印刷を行い納品までする会社のことを指します。印刷物の種類は多岐にわたり、企業から個人までさまざまです。
印刷会社で何ができるのか
印刷会社は、印刷の目的に合わせてデザインをして会社の魅力をアピールしたり、集客効果を狙うことを期待できます。具体的に印刷会社でどういったことができるのかサービス内容の一例をご紹介します。
会社案内・パンフレット
会社案内やパンフレットは、その企業の顔です。業務内容や実績をしっかりアピールでき営業促進に使えるデザインが求められます。
会社案内はしっかりと作りこみたい、展示会で新商品を紹介するカタログを作りたい、学生向けの会社説明会で他社とは違う学生に興味を持ってもらえる差別化をしたパンフレットが欲しいなど、使用用途によって会社案内もパンフレットも数種類用意したいという企業が増加している傾向があります。もちろん必要な部数で印刷を依頼できるので無駄がないのも魅力的です。
名刺
営業先の企業や個人のお客様に名刺を渡しても、そのまましまわれてしまっては意味がありません。顔を合わせていても名前が思い出せないという事態はよくありますが、名刺のデザインひとつで相手に社名か名前、もしくはその両方を覚えてもらうことも期待できます。
人事異動で新しい従業員の追加、名刺のストックが減ってきたとき、印刷を依頼する際に、業績アップに繋がる名刺に変えてみるのも良案です。
チラシ印刷
チラシの目的は確実に集客と売上を上げることです。なかには、自分で印刷デザインを作るという方もいるでしょう。
費用コストを掛けないという目的は達成できるかも知れませんが、その自作チラシが果たして、本来の目的である集客と売上を上げるチラシかどうかは別問題です。売れるチラシを作りたいなら、そこはやはりプロである印刷会社に依頼するのがおすすめです。
印刷会社によっては、ペーパーのチラシだけでなくスマートフォンで見ることができるWEBチラシも併せて提供しているところもあります。
またスーパーなどの店舗であれば、チラシと同じデザインのPOPがあるとお客様の目に留まりやすく、チラシで見て欲しかった商品を店内ですぐに見つけられてとても便利だという顧客満足度にも結び付くと評判です。
活版印刷
活版印刷とは版の凹凸を紙に押し付けて印刷をします。近年では、プリンターインクでの印刷が多いので、活版印刷を目にする機会は珍しくなってきています。
活字の美しさを凹凸で表現するので、非常に上品な仕上がりが人気です。
上品な美しさは、特別感を演出するので企業のセレモニーのご案内、お得意様へのお手紙に最適です。結婚式の案内状で活版印刷ができる印刷会社を探している個人の方も多いそうです。
伝票・カーボン印刷
企業やお店の業務で伝票は欠かせません。会計伝票・発注伝票・指示伝票・領収書などさまざまな種類がありますが、毎日使うものですから、企業やお店に合わせた使いやすい仕様デザインにすることで効率化とコストダウンを期待できます。
ダイレクトメール・ポストカード
営業販促ツールとして欠かせられないダイレクトメールやポストカードですが、より効果を考えるのであれば送付期限や印刷する内容を工夫したものが望ましいですよね。必要な枚数だけの印刷ならプリンターで印刷すれば済みますが、工夫を持たせて効果をだすならばやはりプロである印刷会社に依頼するべきでしょう。
展示会ブース・ツールデザイン
企業の展示会ブース全体のデザインを提供している印刷会社も存在します。会場のスタンドバナーやパネル、椅子カバーにまで希望のデザインを印刷して配置するので注目を集めることは間違いないでしょう。
印刷会社というと会社案内やチラシというイメージが強いのですが、アイディア次第で色々な物をデザインし集客に活かせると思います。印刷会社を選ぶ際にはデザイン力と集客に繋がる提案力がある会社を選ぶことをおすすめします。
印刷物の種類
印刷物に種類があるのはご存じでしょうか。新聞・チラシ・伝票は印刷物の代表格に当たりますが、どういった紙に印刷をするのか、特殊加工がされているのかどうかなど細かく選別することができます。
商業印刷
多くの企業や個人でも利用し日常生活にすっかり溶け込んで身近なのが、商業印刷です。企業などの団体が事業活動するために作成する印刷物ですが、会社案内や・パンフレット・チラシ・ポスターなどの宣伝用印刷物と、企業内で使用する社内マニュアルなどの業務用印刷物に分けることができます。
そう考えると馴染みが深いのは、商業印刷に当たります。商業印刷も写真やイラストとキャッチコピーを組み合わせたデザインの紙面構成と、強い印象を与えるためにインパクトを求めたカラー印刷の特徴があります。
最近では、商業印刷のキャッチコピーやイラストがSNSで話題になることも多く目が離せない印刷物です。
出版印刷物
書籍・参考書や雑誌など「読む」ものが出版印刷物で定期出版・不定期出版など発行時期によって異なります。また、表紙が人目を惹くデザインになっているのも特徴で本文より表紙が気になり購入したという経験がある方も多いでしょう。
事務用印刷物
「事務用伝票」「事務用品」「ビジネスフォーム」の3つに分類されます。事務作業で使用する印刷物として抑えておけばいいでしょう。
商標印刷物と比較して、シンプルなデザインで色も単色か2色校正が多いのが特徴です。見た目よりも使いやすさと実務が優先されています。
証券印刷
株券や商品券などの「証券類」と、キャッシュカードやクレジットカードの「カード類」の2種類になります。紙類の印刷だけではなく磁気カードへの印刷も含まれます。
証券類もカード類もお金として使える価値のあるものなので、ただ印刷するだけでなく特殊印刷を施すなどして偽造対策を講じる必要があります。一般的には特殊な一部の業界に限られているので、印刷物のなかに証券印刷があるという認識程度でいいでしょう。
包装印刷
お菓子などの商品を包む包装紙や化粧箱の「紙器・包装用」やワインボトルのラベル、おしゃれに包むフィルムなどの「軟包装用」があります。お店のオリジナル包装に役立つ印刷物ですね。
上記の他にも金属やガラス、建装材やシールに印刷するなどの特殊印刷もありますので、印刷したい物の材質や形状により印刷物の種類が変わることがあるということを抑えておきましょう。
印刷方法の種類
印刷物にも種類があるように印刷方法にも種類があります。機械方式による印刷方法の種類と特徴を挙げていきますので、ぜひ参考にしてください。印刷会社を選ぶ際に印刷方法について質問してみるのもいいでしょう。
オフセット枚葉印刷
印刷方法の種類で代表的なのがオフセット枚葉印刷で、版を一度ブランケットに転写した後に紙に転写する間接的な印刷技法で、印刷する大きさや色数に応じて印刷機械を使い分けます。
オフセット輪転印刷
短時間で大量の印刷が可能なので新聞やチラシの印刷に適している印刷です。
グラビア印刷
雑誌のグラビアページで採用されている印刷方法で、印刷目的により製版方法がコンベンショナル法・銅グラビア法・電子彫刻法に分けられます。
フレキソ印刷
ダンボールなどの紙器・封筒から軟包装フィルムにも印刷が可能です。地球環境にも優しいインキが使用できることからグラビア印刷に代わる新たな印刷方法として注目されています。
活版印刷
凹凸版印刷が特徴で、文字の「とめ」「はね」を美しく表すので品のある印刷方法として人気が再沸騰しているようです。
スクリーン印刷
布や革製品、ゴム、金属板、樹脂板への印刷に適していますが、インキが完全に乾くまで時間を要することから多色刷りや大量印刷には、やや不向きかも知れません。
シール印刷
シールなど「貼る」物に対して印刷する方法です。シールに印刷をした後に打ち抜くといった作業も併せて連続作業するのが特徴です。
フォーム印刷
ひと昔前までは「帳票印刷」と呼ばれていたようです。ビジネスフォームや伝票類の印刷を行います。
オンデマンド印刷
PCやスマートフォンで作成したデジタルデータをそのまま印刷物に印刷する方法で、「有版デジタル印刷機」と「無版デジタル印刷機」の2種類があります。
ポン
- 印刷会社は依頼を受けてから専門的にデザインを企画し、印刷を行って納品までする会社
- 会社案内やパンフレット、名刺やチラシなど、集客効果を期待できるアイテムの印刷が可能
- 活版印刷や伝票・カーボン印刷、ダイレクトメールやポストカード、展示会ブースやツールデザインまで可能な会社もある
- 印刷物には商業印刷・出版印刷物・事務用印刷物・証券印刷・包装印刷といった種類が存在する
- 印刷方法もオフセット枚葉印刷・グラビア印刷・フレキソ印刷など、かなり多岐にわたる
印刷会社と印刷通販(ネット印刷)について

印刷を依頼したいと考えた際に印刷会社と印刷通販(ネット印刷)のどちらがいいのか迷われる方も多いでしょう。それぞれの違いやメリットデメリットを比較してみましょう。
それぞれの違い
印刷会社は「印刷のプロ」です。どんな印刷にしたいのか、目的からデザインを考え打ち合わせをしてから製作・印刷へと進みます。
印刷会社と比較した場合に印刷通販(ネット印刷)では、依頼を受けて印刷し納品するだけになっているので、一切の相談ができないのです。
目的に合わせてしっかりと会社案内や、チラシの内容を考えて作るのが印刷会社。決定した内容の印刷をするだけなのが印刷通販(ネット印刷)と覚えておくと簡単で分かりやすいでしょう。
メリット・デメリット
印刷会社と印刷通販(ネット印刷)についてそれぞれのメリットデメリットを考えてみましょう。
印刷会社のメリットは、何といっても印刷のプロが担当者としてしっかりサポートしてくれることです。プロにデザインのデータの作成から依頼できるので品質が高く説得力・インパクトのある印刷物を作ることが可能です。
素人と違い入力ミスがなく、印刷をやり直すこともないので納品が遅れることも考えにくいでしょう。また、デザインに適したインキや用紙の相談ももちろん対応してくれます。
インキや紙質で印象は大きく変わります。印刷会社ならさまざまな組み合わせで、納得のいくまで何度も打ち合わせとサンプルチェックが可能なのも大きなメリットです。
プロが担当者として徹底的にサポートしてくれ、理想の印刷物を作れる印刷会社は、印刷通販(ネット印刷)と比較するとやや料金が高くなるのが気になりますが、充実した手厚いサービス内容を考えるとデメリットとまではいかないでしょう。
印刷通販(ネット印刷)はインターネットから24時間依頼ができること、料金が手頃な点がメリットです。質よりコスパを優先させるのであればいいのかも知れませんが、自分でデザインを決定すること、誰にも相談できない、サンプルで試すことができないのがデメリットです。
専門知識を有している方は問題ないでしょうが、「印刷物のいろは」を知っている人は滅多にいませんよね。そう考えると目先の料金で注文をし、届いてみたら想像していたものと違ったという失敗が後を絶たないのも印刷通販(ネット印刷)のデメリットです。
特におすすめしたいのは「印刷会社」
私が調べた結果言えるのは、印刷を依頼するならおすすめは「印刷会社」だということです。その理由は、印刷は品質で選ぶべきだからです。
費用をなるべくかけずに、早く手元に届けて欲しいと考えれば印刷通販(ネット通販)もいいのですが、サービス内容を考えると軍配は印刷会社に上がります。どんなにコストを下げられても想像と違った物が納品された場合、また改めて依頼しなければなりません。
そう考えると、安いと思った費用も上がり、また日数がかかってしまいます。2回目の依頼で納得のいく印刷物が納品される保証もありません。
そう考えると、最初から印刷物は印刷会社に依頼するのが当然の選択になるのではないでしょうか。
ポン
- 印刷会社にはさまざまな相談ができるが、印刷通販の場合相談をすることができない
- 印刷会社はやや料金が高くなるものの、プロによるしっかりとしたサポートが受けられる
- 印刷通販は相談ができずサンプルを見せてもらうこともできないが、24時間いつでも依頼ができて料金も安い
- 総合的に考えると、印刷通販より印刷会社のほうがおすすめ
依頼から納品までの流れ

印刷会社に依頼してから納品までの流れを事前に知っておきましょう。印刷会社により打ち合わせ回数や料金など異なりますので、印刷会社に確認しておくことをおすすめします。
印刷会社に問い合わせをする
気になった印刷会社を見つけたら、電話か公式ホームページ内の問い合わせフォームから問い合わせをしましょう。新しい会社案内を作りたい、売り上げに繋がるチラシを作りたいなど簡単な要望を伝えるといいでしょう。また、気になることはなんでも質問することをおすすめします。
ヒアリング
営業担当者とのヒアリングを行います。このときに具体的な印刷について話し合います。
その際に企業の業種やマーケティング分析も併せて行い、印刷物を介した戦略を練ります。
見積り
ヒアリング後に見積もりを算出してもらいましょう。見積もりの内容金額も納得いくまで話し合うことをおすすめします。
契約
見積書の内容に納得した場合に印刷会社との契約を締結します。その際に、打ち合わせ回数の制限の有無、本印刷前の修正回数の有無、納品時期についてもしっかり確認しましょう。
取材・撮影
必要に応じて取材や撮影を行います。印刷会社によっては、依頼主で準備するケースもあります。
デザインの確認
ライティング・デザインを確認します。修正がある場合はこのタイミングで修正・確認が行われます。
印刷・加工
校正(ライティング・デザイン)が済んだ後、いよいよ印刷に進みます。本印刷の前に確認をすることをおすすめします。
納品
納品方法は、担当営業がお届けする・郵送などがあるようです。
今回ご紹介した依頼から納品までの流れは一例になります。印刷会社によって打ち合わせ回数、修正回数、納品日などが異なりますので、契約前にきちんと確認しておきましょう。
その他の気になることも含め、気軽に質問できる印刷会社を選びたいものです。
ポン
- 印刷会社に依頼をするには、まず問い合わせる必要がある
- 問い合わせをすると担当者によるヒアリングが行われ、見積もりを出してもらえる
- 見積もり内容が納得できるものになっていれば、次は契約となる
- 契約後は必要に応じて取材や撮影が行われる
- 準備が済んだらデザインの確認に移り、それから印刷や加工が完了すれば納品となる
印刷会社を選ぶときにチェックしておきたいポイント

印刷会社を選ぶ際に絶対にやってはいけないことは、料金と納品までのスピードで選ぶことです。それ以外にもチェックしておきたいポイントをお伝えいたします。
自社工場を持っているかどうか
印刷工場を自社で持っているかどうかは重要なポイントです。自社工場があれば、ヒアリングから印刷までワンストップで一貫して行えます。
ワンストップであれば打ち合わせの漏れや認識のズレが生じるリスクを回避することが可能ですし、ワンストップだからこそ高品質なサービスを維持したまま料金を下げお客様に還元することができます。
自社工場がない印刷会社の場合は「印刷代行会社」になりますので、どうしても印刷会社のような一貫した高いサービスの提供は、厳しいと言わざるを得ません。
デザインの相談ができるか
クオリティを求めるためにも、デザインの相談ができる印刷会社を選びましょう。ここでいうデザインの相談とは、営業担当者ではなく「デザイナーに相談できる」ことが最大のポイントになります。
提案力があるかどうか
デザインの相談だけでなく、マーケティング視点からの提案は喉から手が出るほど欲しいところです。営業マンに求めるのは柔軟性のある提案力です。
営業マンのなかには、契約だけして終わりという悪質なタイプも残念ながら存在します。印刷会社の実績・事例、営業マンに質問をした際に、柔軟な対応ができるかどうかも提案力の有無を確認する判断材料のひとつになるでしょう。
納期やスケジュールの管理が徹底されているか
印刷物の納期や打ち合わせ・修正・確認のスケジュールの管理は重要です。どれか1つでも遅れが出てしまうと納期に影響を及ぼすからです。
何が何でも依頼主であるお客様の無理難題なスケジュールを守るのがいい印刷会社とも一概には言えません。
ヒアリングや打ち合わせを通し、品質に合う納期をきちんと説明し管理できる印刷会社を選びましょう。無理な早期納品を謳う印刷会社には警戒心を持ってもいいかもしれません。
適正価格かどうか
印刷物は、企業・個人のオリジナリティの表れといっても過言ではありません。高品質・オリジナリティを求めれば比例して料金も上がりますが、物事には適正価格があります。
事前見積りできちんと料金について説明責任を果たしてくれる、見本サンプルで料金を説明してくれると安心ですね。
ポン
- 自社工場を持っている会社はすべてワンストップで対応してくれるので、通常より料金が安く済む場合がある
- デザイナーにデザインの相談ができる会社はおすすめ
- マーケティング視点からなど、柔軟性の高い対応力があるかどうかのチェックもするとよい
- 納期やスケジュールについての説明をしっかりしてくれる会社も安心
- 価格が適正であるかどうかも吟味しておくべき
まとめ
パンフレットやチラシなど印刷物を作りたい!とお考えの企業や個人の皆さまに、知っておいていただきたい情報と、名古屋市で自信を持っておすすめができる印刷会社をご紹介させていただきました。どの印刷会社も丁寧に対応してくれると定評がある印刷会社ですので、名古屋市で印刷会社をお探しの方に参考にしていただけると幸いです。